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ヴィトシャ自然公園、ヴィトシャ山 (Vitosha)

ヴィトシャ自然公園、ヴィトシャ山 (Vitosha)

ヴィトシャはブルガリアのみならず、バルカン半島でも最も古い自然公園です。1934年10月24日に国定公園に指定された公園は、2000年に自然公園に再指定されました。現在の面積は27079ヘクタールです。園内には、2つの生物圏保護区(ビストリシコ・ブラニシテ、トルフェノ・ブラニシテ)と自然名所のドゥフラタ洞窟があります。
ビストリシコ・ブラニシテ保護区は、ヴィトシャの北東側、ゴリャム・レゼン岳(2277メートル)、スコパルニク岳(2226メートル)のふもとにあります。その保護区の面積は数回に渡り変更されてきましたが、現在の面積は1061.6ヘクタールです。1977年はユネスコによって生物圏保護区に指定されました。
トルフェノ・ブラニシテ保護区は、144.1へクタールの泥炭地と湿地植物の保存を目的に、ヴィトシャの高山地帯に設けられたものです。
ブルガリアで最も長いドフラタ洞窟は、ストルマ川の左岸、ボスネク村の近くにあります。全長18キロのうち、15キロは調査されています。
園内にはさらにヴィトシャ聖母ドラガレフツィー修道院(14世紀)、奇跡者聖ニコライクラドニツァ修道院(19世紀より古い修道院の跡地に建設)、ユネスコ世界遺産のボヤナ教会(10世紀)もあります。
ヴィトシャ自然公園の植物は極めて豊富です。500種近くの淡水藻、805種のキノコ、360種の苔癬と苔、1489種の高等植物が確認されています。
山に棲む無脊椎動物も多くいます。ブルガリア・バルカン半島の固有種で148種、希少種が300種、遺存種85種が確認されています。
川の上流・中流域には主にブラウン・トラウト(Salmo trutta fario)が棲んでいます。自然公園の中で22種の両生類と爬虫類が確認されています
四季を通して200種観察できる鳥類の内120種が園内で巣作りをしています。トウヒの森を代表する鳥でホシガラス (Nucifraga caryocatactes) がいます。さらに、ニイタカキクイタダキ (Regulus regulus) 、ヒバラ (Parus ater) 、イスカ (Loxia curvirostra) 、マヒワ (Carduelis spinus) 、チョウゲンボウ (Falco tinnunculus) 、ヨーロッパノスリ (Buteo buteo) 、ニシオオノスリ (Buteo rufinus) 、モリフクロウ (Strix aluco) 、トラフズク (Asio otus) 、コキンメフクロウ (Athene noctua) 、キンメフクロウ (Aegolius funereus) などが確認されています。
小型哺乳類で最も一般的なのはミズトガリネズミ (Neomys fodiens) 、スペインミズトガリネズミ (Neomys anomalus) 、シロハラジネズミ (Crocidura leucodon) 、ヨーロッパヤマネ (Muscardinus avellanarius) 、モリヤマネ (Dryomys nitedula) などです。
現在のところ、ヴィトシャでは13種のコウモリが確認されており、その多くはボスネク・カルスト地の洞窟群で生息しています。すべてのコウモリは法律で保護されています。
大型哺乳類で見かけるものにはアカシカ (Cervus elaphus) 、ノロジカ (Capreolus capreolus) 、イノシシ (Sus scrofa) 、ヨーロッパヒグマ (Ursus arctos) 、オオカミ (Canis lupus) などがいます。
ヴィトシャ地形で特徴的なものは氷堆石とがれ場です。ズラトニテ・モストヴェ地区(1380メートル)の氷堆石はたいへん印象的です。その付近は登山コースが多く、コピトト岳、モミナ・スカラ山小屋、セプテムブリー山小屋などへとつながるものがあります。ズラトニテ・モストヴェはヴィトシャの最高峰チェルニー・ブラフへ最も頻繁に使われる登山口の一つです。
ヴィトシャには2000メートルを超える高峰が10箇所あり、山の中央部にそびえるチェルニー・ブラフ(2290メートル)が最も高くなっています。
ヴィトシャ山には、ブルガリア南西部で最も長いストルマ川の源泉があります。
ヴィトシャは、ソフィア市民が愛する憩いの場となっています。バラバノヴェツ地区とキセリシテ地区にまたがるような形で、1952年にいわゆるデンドラリウム(樹木庭)を作りました。面積140ヘクタール、平均標高1175メートルのデンドラリウムでは350種の国内外の高低木が植えてあります。多くの歩道、東屋、水飲み場、ベンチ、テーブル、長椅子などが設置されており、ゆっくり過ごせます。デンドラリウム内では、2000年に目の不自由な方用のコースも開設されました。長さは610メートルで、26種の解説が点字で書かれています。
同じデンドラリウムの中で長さ285メートル、幅2メートルの動きに障害のある方用のコースも設置されました。さらに、2ヘクタールを利用し、多くのアトラクションがある3つの広場を含む、子供用の情報・娯楽センターもあります。近くには、昔の保護官小屋を利用した熊博物館もあります。デンドラリウムから南へ1.5キロ離れたベリテ・ブレジー地区にフクロウ・トンボ博物館もあります。
泥炭地や湿地について深く学べるオフェリーテ地区にある泥炭地コースもあります。デンドラリウムから1.5キロ離れたベリテ・ブレジー、ズラトニテ・モストヴェへつながる道路の右側にフクロウ・トンボ博物館があります。
ヴィトシャ自然保護情報センターはブルガリアで最も古いものです。ドラガレフツィーから約1キロ離れた、ドラガレフツィー修道院に近い場所に位置しています。中には常設展、観光情報、豊富なビデオコレクション、展望台、林間学校教室、展示スペース、資料室などがあります。
国立公園情報センターはソフィア市内のヴァズラジダネ広場 (Vazrazhdane)、アンティム一世通りの17番 (17, Antim 1) にあります。そこでは、観光地図とブルガリアの動植物を紹介する書籍を販売しています。ヴィトシャ山は、ウィンタースポーツが好きな方にも大人気です。首都に近くアクセスをたいへん容易にしています。アレコとコニャルニカのゲレンデが2つあります。アレコの標高は1800メートルで、コニャルニカは1507メートルです。アレコは北側を向いており、照明されているため夜間も滑れます。山全体のスキーコースの全長は29キロで、最も長い単独のコースが5キロで、標高の最大格差は780メートルです。初級者向けから上級者向けまでのコースがあります。ゲレンデの他、数本のシートロープウェー、1本のキャビンロープウェーがあり、それらを利用してふもとからほぼ山頂までアクセスできます。


写真 全部
ヴィトシャ山 (Vitosha) ヴィトシャ山 (Vitosha) ヴィトシャ山 (Vitosha) ヴィトシャ山 (Vitosha) ヴィトシャ山 (Vitosha)
入場時間

自然保護情報センター(ソフィア地方環境水局管轄)
営業時間:
4月~10月:9時~17:30時
11月~3月:9時から16:30時
案内(ブルガリア語は無料):予約制
無料で上映される英語の案内ビデオ:予約制

熊博物館
開館時間:5月~10月
土日:10時~16時
平日の場合はヴィトシャ自然公園管理事務所への連絡が必要となります。
入場料:0.5レヴァ。ブルガリア語もしくは英語の案内が含まれています。
平日は、局員が予約制で案内を行っています。

フクロウ・トンボ博物館
開館時間:5月~10月
土日:10時~16時
平日の場合はヴィトシャ自然公園管理事務所への連絡が必要となります。
入場料:0.5レヴァ。ブルガリア語もしくは英語の案内が含まれています。
平日は、局員が予約制で案内を行っています。

連絡先

ヴィトシャ自然公園管理事務所:

17, Antim I St., Vazrazhdane Sq., 1303 Sofia

Tel: +359 2 988 58 41;
Tel: +359 2 989 5377

e-mail: [email protected]
Website: www.park-vitosha.org/

ヴィトシャ自然保護情報センター: ドラガレフツィー地区から1キロ

Tel: +359 2 9554152;
Tel: +359 882 408442

e-mail: [email protected]
Website: www.riew-sofia.org

ヴィトシャ自然公園管理事務所

17, Antim I St., Vazrazhdane Sq., 1303 Sofia

Tel: +359 2 988 58 41;
Tel: +359 2 989 5377

e-mail: [email protected]
Website: www.park-vitosha.org/

ヴィトシャ自然保護情報センター: ドラガレフツィー地区から1キロ

Tel: +359 2 9554152
Tel: +359 882 408442

e-mail: [email protected]
Website: www.riew-sofia.org